どう関係しているの?
仮想通貨のチャートの動きと世界の株価を扱う株式市場は密接に関わっています。
世界情勢や株式市場に影響を受けている今、
「仮想通貨に投資するチャンスなのかもしれない」
と思った方へ向けて、仮想通貨のチャートと世界の株価の関係性について解説していきます。
10分もあれば読み終わる事ができます
それではいきましょう!
仮想通貨のチャートと世界の株価の関わりとは
仮想通貨のチャートと世界の株価の関わりとは何なのでしょうか?
11月3日の米大統領選投票日に発生した期待先行相場「バイデン・ワクチン相場」において、ビットコインは主要な株価指数と共に上昇しました。
景気刺激策や新政権発足など、強い期待が先行する局面で、市場全体がリスクを取って運用を積極化させることを「リスク・オン」といいます。
リスク・オンのムードが強まった事で、株価もビットコイン価格も上昇したのではないかと言われています。
逆に、ドルが大幅上昇した場合は、ともに下落することがあるから要注意だね。
また、コロナの影響によりDXが加速しました。
DXとはデジタル・トランスフォーメーションのことであり、デジタル技術を使って、経営や事業の在り方、生活や働き方を社会の根底から変革するという考え方です。
コロナにより、ZOOMなどのビデオ会議などのデジタル技術が積極的に導入され、紙や印鑑の廃止、5G(新しい規格の電波)など、幅広い分野でデジタル変革が起こっています。
通貨の分野でDXが進めば、紙幣や硬貨などの流通量が減少し、支払いを仮想通貨で、という社会も実現不可能ではなくなります。
中国ではすでにデジタル人民元の実証実験が始まっており、日本でもデジタル円の実証実験を2021年春頃に始めるかもしれないという話が出ています。
これにより既存の法廷通貨のデジタル化が起こり、銀行口座を持っていなくてもスマホがあれば決済できる社会も遠くないかもしれません。
ですので、2021年は、単純にチャートを見て「高い」と喜ばず、周辺材料にも注意深く目を向けて、集めた材料を一度俯瞰しながら、ビットコインの価格を見守るのがいいでしょう。
株価や世界情勢は仮想通貨に影響を与える
2018年のビットコイン・バブルの崩壊以降、株式市場とビットコインのトレンドが同じ方向を向いていると言えるでしょう。
ビットコインの市場参加者に比べ、株式は圧倒的に多くの市場参加者が取引しているため、株式市場の上昇がビットコイン価格に影響を与えることはあっても、その逆はほぼありえません。
また、2020年2月頃から始まった世界的な株価暴落(コロナショック)に対する景気刺激策は2008年のリーマンショック以上の資金が市場に流れると予測できます。
今回のコロナショックに対し、米国やヨーロッパ、日本は過去の景気刺激策にはない現金支給を行っています。
配布金を仮想通貨投資に回す人は少なくなく、ビットコインがここから大きく下落するのは考えにくいので、下落した場合は淡々と拾っていく姿勢でいけばいいかもしれませんね。
まとめ
仮想通貨はリスク・オンな資産なので、世界の株価と世界情勢が動くとき、仮想通貨のチャートも変動します。
コロナの影響はまだ続くでしょうし、法定通貨のデジタル化も大きな影響となっていくでしょう。
景気刺激政策や世界情勢が株式市場にどのような影響を与え、株式市場が仮想通貨市場にどのような影響を与えるのか。
これからの仮想通貨のチャートと世界の株価の動きに注目です!