結論から言うと、
ビットコインの半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半減するタイミングの事を指します。
ビットコインに半減期は何故必要なの?
という初心者の方に向けて簡単に解説していきます。
10分もあれば読み終わる事ができます
それではいきましょう!
ビットコインの半減期とは
ビットコインを生み出した匿名の開発者サトシ・ナカモトは、時間の経過とともにビットコインの供給量を抑えるために、21万ブロックごとにマイニング報酬を半分にするようプログラムしました。
ひとつのブロックには、誰が誰に仮想通貨をいくら渡したのかといった取引の記録が暗号化されて書き込まれており、この内容を検証・承認していくと、その記録が新たなブロックとしてチェーンにつながれていきます。
よってこれをブロックチェーンと呼びます。
ブロックチェーン上でビットコインの取引検証・承認作業を行う人の事をマイナーと呼び、その承認作業対価としてビットコインを得る事をマイニング報酬といいます。
6,929,999番目のブロックが最後のマイナー報酬になるとあらかじめ決まっているよ
半減期は、4年に1度来ると認識されていますが、決して4年きっちり来ると定められているわけではありません。
21万ブロックごこに訪れるよう設計されており、1ブロックあたり約10分で形成される事から、およそ4年に1度訪れると計算上なっています。
半減期を迎えると、マイナーがマイニング報酬として得られていたビットコインの枚数が半減期以前と比べて半分になってしまいます。
- 1度目(2012/11/28):約1300円、新規発行量:50BTC → 25BTC
- 2度目(2016/07/09):約7万円、新規発行量:25BTC→12.5BTC
- 3度目(2020/05/12):約93万円、新規発行量:12.5→6.25BTC
- 4度目2024 – 新規発行量:6.25→3.125BTC
- 5度目2028 – 新規発行量:3.125→1.5625BTC
最初のビットコイン半減期は2012年11月29日に210,000番目のブロックとして生成され、報酬は25BTCに半減しました。
マイニング報酬は、ネットワークの安全性確保に演算能力を使って貢献する人々への経済的インセンティブであり、取引を処理するための経済的インセンティブになっていると言えるでしょう。
そのため、ビットコインネットワークに接続されている演算能力は半減期後に大幅に低下すると予想されているんだ。
これは一般的に発行済みのビットコイン価格に影響すると言われているよ
ビットコインは2009年1月からリリースされ、1回目の半減期を迎えるまで12.5ドル上昇していました。
2回目の半減期には上限枚数の75%(15,750,000BTC)が発行され、ビットコインのマイニング報酬は25BTCから12.5BTCに半減しました。
1回目の半減期から2回目の半減期の間に価格は12.5ドルから647ドルとなり、約50倍を超える大幅な上昇を記録していました。
これは、半減期そのものが発行上限に近づくと希少性の高まりを期待する心理が働いて、購入しようと思う人が増えるからです。
だから一般的に半減期になると仮想通貨の価格は上がると言われているんだよ
ビットコインの半減期が存在する理由
ビットコインはマイニング報酬を支払う時のみ、新たなコインを発行します。
そのため、マイニングを続ければ続ける程発行済みのコインが増えてしまいます。
総流通量が増えすぎるとビットコインは値下がりをしてしまう可能性があるので、市場に流通するコインの総量を抑えなければいけません。
何故なら、市場が求める以上の通貨を流通させると通過の価値が下がり、インフレが起こってしまうからなんだ
ビットコインは非中央集権型なので、流通量をコントロールすることができません。
そのため、流通量の増加に合わせて発行量が減少していくように最初からプログラムしておき、価値が下がらないようにしています。
半減期がビットコインのみならず仮想通貨に存在する理由はこのためです。
まとめ
半減期が存在する理由は、ビットコインの価値が下がらないようにするためです。
あらかじめ流通量の増加に合わせて発行量が減少していくように最初からプログラムされています。
半減期を迎えると、加えられる量が減少するため供給も減少します。
しかし需要は変わらないので過去の相場を見れば、半減期前に価格が大きく上昇し、急落するものの、半減期後ゆるやかに右肩上がりになっているのがわかります。
ビットコインは難易度調整タイミングが遅く、半減期の影響を強く受ける可能性が高いため、半減期から1~2日程度のブロック生成状況には十分注目しましょう。
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