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【ビットコインキャッシュ】ビットコインから分裂したビットコインキャッシュ!ハードフォークで進化し続ける仮想通貨

ビットコインキャッシュって何?ビットコインと違うの?

 

結論から言うとビットコインとビットコインキャッシュはまったく別の仮想通貨です。

この記事はビットコインキャッシュについて知っておきたい方に向けて、

簡単に解説していきます。

 

これを読み終わったら、ある程度ビットコインキャッシュがどんな通貨なのかわかるようになります。

10分もあればOK

 

それではいきましょう!

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ビットコインキャッシュとは

 bitcoin-cash

ビットコインキャッシュって何?
ビットコイン初の分裂によって生じた仮想通貨の事だよ。暖簾わけ〜
博士・・・今日テンションきもいよ?

 

ビットコインの送金にかかる手数料は固定ではなく、

取引データ(トランザクション)の大小によって決定されます。

つまり、 100 BTC もしくは 0.01 BTC どちらを送金する場合でも取引データの大きさが同じであれば、

同じ手数料で送金可能です。

 

ビットコイン運用当初はほぼ無料と言える水準で問題なく送金を行う事が可能でしたが、

2014年あたりからビットコインの認知度が高まり利用者が急増するのと同時に

手数料の上昇と送金時間の遅延が発生するようになってしまったのです。

 

 

何故なら、ビットコインは一度に処理できる取引データ容量が1MBと制限されており、

高い手数料が支払われた取引データであるほど早く承認されるように設計されているからです。

 

2014年あたりから1MBを超える大量の取引データが送られてきて、

収まりきらなかった取引データが次の承認待ちの長蛇の列を形成する状況になってしまったんだ

 

また、ビットコインの取引データの承認は10分に1度実行されるため、取引データがブロックに取り込まれなかった場合、

10分以上待たなくてはいけません。

 

このため、少しでも早く送金しようとする送金者は手数料を高く設定するようになります。

手数料の上昇と送金完了までの時間が長期化という悪循環に陥り、

ビットコインの利用者増加によってビットコイン本来の利便性が失われてしまう問題(スケーラビリティー問題)が発生しました。

 

この問題を解決するために、従来の利便性を取り戻しより使いやすい通貨の開発を目指したのがビットコインキャッシュなんだよ

 

スケーラビリティ問題の解決方法として、ブロックサイズを大きくする技術の導入を推進する「Big Block」と、送金情報の容量を小さくする技術の導入を推進する「Segwit(セグウィット)」に分かれました。

 

この2つは和解できず、2018 年 5 月にビットコインキャッシュは、

ブロックサイズの拡大とスマートコントラクトの実装を行うためにハードフォーク(以前のブロックチェーンとは互換性がないアップデートを行うこと)を実施しました。

 

このハードフォークではどちらかが消滅するコミュニティの分断を伴うことなく、

ビットコインキャッシュのアップグレードが達成されました。

 

2017年8月にビットコインキャッシュはブロックサイズを8MBに拡大し、2018年5月には32MBまで変更されました。

 

ブロックサイズの大きいビットコインキャッシュは一度により多くの取引を処理することができるため、

ビットコインが経験した取引手数料急騰を回避したのです。

 

ビットコインキャッシュはビットコインと同じくPoW(Proof of Work)を採用、発行上限も2,100万枚で、4年に1度ある半減期も設定されているよ

 

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ビットキャッシュのハードフォークは続く

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ビットコインキャッシュってその後どうなったの?
ビットコインキャッシュはハードフォークを繰り返してより良く進化していっているよ

2018年11月に、ビットコインキャッシュを分裂するハードフォークが発生しました。

 

  1. ビットコインABC
  2. ビットコインSV

 

ビットコインABCは中国大手マイニング会社Bitmainなどを後ろ盾に、ビットコインキャッシュでDAppsの構築が行えるようにアップグレードを実行しました。

しかし、このアップグレードはサトシ・ナカモト氏の開発理念に反するとして対立したのがビットコインSVです。

 

激しい議論が繰り広げられたけど、両社は折り合えずビットコインキャッシュのブロックチェーンはビットコインABCの意見が反映されたものと、ビットコインSVの意見が反映されたものに分岐したんだ

 

ブロックチェーンの意思決定ルールでは、短い方のチェーンは消滅し、長い方のチェーンに正当性が与えられます。

そのため、両者はどちらがより長居チェーンを形成できるか競争しました。

より長くブロック形成するためには、多くのマイナーを集め、競争相手に勝つためにブロック生成に必要な計算能力「ハッシュパワー」を獲得しなければいけません。

 

この競争をハッシュウォーと呼ぶよ。

結局ハッシュウォーで決着がつかず、2つのチェーンはそれぞれ独自の開発を行い、

完全に異なる2つの仮想通貨誕生になったんだよ・・・

 

ビットコインABCはビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSVはビットコインSV(BSV)となり、新たな通貨としてスタートしました。

 

2020年11月15日にも、ブロックチェーンのハードフォークが行われ、ビットキャッシュは「BCHN」「BCHABC」に分裂したんだ。

BTCBOXやbitFlyerなどの取引所ではネットワークの安全性などを考慮して、BCHNをBCHとして適用しているよ。

今後も定期的にハードフォークが繰り返されることで、より使いやすい仮想通貨へと発展する可能性が高いね

 

今日の話はなんだか世界史の授業みたいだったね・・・仮想通貨の戦争だー

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まとめ

 

ビットコインキャッシュは通貨としての利便性向上だけでなく、中国の決済・チャットアプリの「WeChat」においてビットコインキャッシュの送金が行えるウォレット機能が追加されるなど、積極的な普及活動も行われ、経済圏は拡大しつつあります。

2020年6月、受け取り側の暗号資産ウォレットアドレスを知らなくても、メールアドレスさえ分かればビットコインキャッシュを送付することが可能なサービスをBitcoin.comが開発しました。

ビットコインキャッシュが決済市場に流通し、需要が生まれることで時価総額の引き上げにもつながるかもしれません。

今後のビットキャッシュに期待です。

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