すごく優秀って聞いてたけど、なんだかトラブルがあったみたい
リップルはリップル社によって開発された金融機関向け国際送金ソリューションで利用される仮想通貨です。
リップルについて知りたいなと思っている方に向けて、リップルの特徴やSECによる提訴についても簡単に解説していきます。
10分もあれば読み終わる事ができます
それではいきましょう!
仮想通貨のリップルとはどんな特徴があるの?
仮想通貨のリップルとは何なのでしょうか?
なんかいっぱい意味があるからよくわからない
リップルには3つの意味があります。
- 会社としてのリップル(Ripple Inc.)
- 決済システムとしてのリップル(RTXP)
- 仮想通貨としてのリップル(XRP)
リップル(XRP)は時間がかかる、手数料が高いといった国際送金が抱える課題を解決するために、アメリカのRipple Inc.という企業によって2004年に開発されました。
ビットコインの送金スピードが10分~40分なのに対し、リップルの送金スピードは約3.3秒であり、手数料も0.15XRP(約5円:2021年1月8日現在1XRP=約35円)です。
Ripple Netでは世界40か国以上、300以上の金融機関が参加しており、日本の三菱UFJ銀行やみずほ銀行なども参加しています。
リップルの特徴
リップルの特徴は3つです。
- 全てRipple.Inc.の指揮下で行われる
- ブロックチェーンの代わりにXRP Ledgerを使用
- マイニング作業が不要
全てRipple.Inc.の指揮下で行われる
仮想通貨で主流なビットコインやイーサリアムは中央管理者が存在せず、不特定多数の参加者達によって決定や変更を行う分散型です。
しかし、リップルの取引やスペック変更などは全てRipple.Inc.の指揮下で行われます。
ブロックチェーンの代わりにXRP Ledgerを使用
ほとんどの仮想通貨はブロックチェーンに取引の履歴を記録しています。
しかし、リップルは独自の決済システム「XRP Ledger」の上に取引記録が蓄積されていきます。
ブロックチェーンを使わないので、合意形式も他と異なり、リップルではXRP Consensusという独自の方式を採用しています。
マイニング作業が不要
発行上限数量は 1,000 億 XRP で、既にすべて発行済みですので、マイニングのような新規生成の仕組みはありません。
リップルの取引の承認は、リップル社に選ばれたバリデーターが行っています。
リップルが提訴されている理由
2020年、SECはリップル社がXRPを未登録で発行し、資金を調達したとして提訴しました。
SECの提訴を受けて、テトラゴン・ファイナンシャル・グループは2021年1月4日に保有するシリーズC優先株の買戻しをリップル社に要求し、契約上の権利行使承認を裁判所に訴えました。
リップル社はこれに対しXRPは未登録の有価証券ではないためSECの主張は正当性が認められず、テトラゴンの訴えは根拠がないと返しました。
まとめ
リップルはユーロやドル、円、ビットコインなどの他の仮想通貨と交換できるブリッジ機能があります。
他の仮想通貨とは異なり、将来が楽しみな超優秀な仮想通貨の1つと言えるでしょう。
しかし、訴えられたリップル社は果たしてどうなるのでしょうか?
今後のリップルから目が離せませんね!
僕はこの送金技術を消滅させるようことはないんじゃないかな・・・と思ってるよ